清酒系れとろ看板(関西編)


酒は伏見の「明ごころ」 京都市伏見区:名誉冠酒造 撮影地:滋賀県
「明ごころ」は有井酒造さんの銘柄でしたが、同社は平成7(1995)年に酒造業から撤退しました。現在は同じ伏見の名誉冠酒造さんが銘柄を継承しています。
本造り「黄桜」特選一級 京都市伏見区:黄桜酒造 撮影地:青森県
かっぱのCMで著名な、伏見の銘柄です。創業は昭和26(1951)年と後発ですが、急成長し大手の一角となっています。
本造り「黄桜」 撮影地:愛知県
『江戸の女は粋づくり 伏見の黄桜本造り』この頃の黄桜は殊更「本造り」であることを強調していますね。それは「本造り」では無いお酒が多かったことの裏返しなのでしょうか。
伏見清酒「福正宗」 石川県金沢市:福光屋 撮影地:愛知県
寛永2(1625)年創業。金沢のトップブランドですが、京都伏見にも支店(出蔵)を持っていました。この看板はその伏見バージョン。伏見の文字が抜けた別バージョンもあります。
清酒「八田鶴」 京都府綾部市:八田鶴酒造 撮影地:北海道 「やたつる」と読みます。
清酒「翁千歳」極製 大阪府羽曳野市:オキナ酒造(廃業) 撮影地:大阪府
天保6(1835)年創業の蔵で、近年は「近つ飛鳥」という銘柄を造っていました。しかし平成15(2003)年に廃業してしまったようです。看板にある「極製」というキャッチフレーズは珍しいですね。語感がちょっと怖いです。
無双「大関」 兵庫県西宮市:大関 撮影地:大阪府
酒の司「大関」樽詰・壜詰 撮影地:愛知県
正徳元(1711)年創業。明治17(1884)年、酒銘を「万両」から「大関」に変えました。丸型看板の左側の文字はハングルでしょうか?違うような気もするのですが、もしハングルなら朝鮮を併合していた時代の看板かもしれません。
灘の生一本「國冠」 神戸市東灘区:国冠酒造 撮影地:岡山県
創業地は埼玉県だったようですが、灘に進出した蔵元でした。他社も同様ですが、阪神大震災で大きな被害を受けたようです。
灘の清酒「金盃」 神戸市灘区:金盃酒造 撮影地:北海道
明治23年(1890)年創業の灘では比較的新しいメーカーです。 大正6(1917)年に「金盃菊正宗」の商標を譲受けました。昭和3(1928)年に「金盃」を商標登録。昭和39(1964)年に本高田商店から金盃酒造に改称しています。
(別バージョン) 撮影地:静岡県
※灘の清酒「澤之鶴」 神戸市灘区:沢の鶴 撮影地:青森県
享保2(1717)年創業。灘の大手の1社です。どちらも絵入りでとても良い看板ですね。「※」のマークは創業者の米屋平右ヱ門、米屋喜兵衛が文字通り米屋だったことに由来します。
・灘の生一本※「澤之鶴」(別バージョン) 撮影地:島根県
清酒「忠勇」 神戸市灘区:マルキン忠勇 撮影地:岡山県
明治29(1896)年、若林家の酒造業が法人化し創立。平成12(2000)年、小豆島の醤油メーカー「丸金醤油」と合併。「マルキン忠勇」となりました。平成18(2006)年、持株会社に移行しジャパン・フード&リカー・アライアンスと改称。傘下の事業子会社として新たな「マルキン忠勇」が設立されました。清酒「忠勇」の商標権は昭和51(1976)年に白鶴酒造さんに譲渡されましたが、今も「なら漬」などのブランドとして現役です。
清酒「龍力」 清酒・焼酎「龍力」 兵庫県姫路市:本田商店 撮影地:兵庫県
元禄年間より播州杜氏の総取締役を務めた家系。姫路市網干に酒蔵を創ったのは大正10(1921)年です。
清酒・焼酎「八重垣」 兵庫県姫路市:ヤヱガキ酒造 撮影地:兵庫県
寛文6(1666)年創業。大正3(1914)年に「長谷川合資会社」設立。昭和38(1963)年、株式会社化し「ヤヱガキ酒造」と改称。
清酒「老松」 兵庫県宍粟市:老松酒造 撮影地:兵庫県
老松というお酒は全国にいくつかあるようですが、この看板は兵庫県宍粟市山崎町の老松です。

清酒「月桂冠」 京都市伏見区:月桂冠 撮影地:大分県
寛永14(1637)年、屋号「笠置屋」酒銘「玉の泉」で創業。「月桂冠」の酒銘は明治38(1905)年に採用。

清酒「浪花正宗」 大阪府阪南市:浪花酒造 撮影地:大阪府

天下ノ銘酒「白雪」 兵庫県伊丹市:小西酒造 撮影地:大分県
天文19(1550)年創業。「白雪」の酒銘は江戸へ酒樽を運ぶ途中の富士山の景観から命名されました。

灘銘酒「日本盛」樽詰・壜詰 兵庫県西宮市:日本盛 撮影地:兵庫県
明治22(1889)年、青年会を母体に創業。明治30(1897)年「日本盛」の商標を譲り受けました。

銘酒「多聞」 兵庫県西宮市:多聞酒造 撮影地:京都府
大正9(1920)年創業。北海道と長崎県での販売に注力するというユニークな営業戦略を取っていました。北海道のラジオで流れていた「心を開いて酒は多聞♪」というCMソングが印象的でした。平成14(2002)年に民事再生法の適用を申請。平成17(2005)年には商標権を大関さんに譲渡。現在「多聞」は大関さんから発売されています。

商標有権 銘酒「白鹿」 兵庫県西宮市:辰馬本家酒造 撮影地:兵庫県
寛文2(1662)年創業。「白鹿」は古くから江戸への出荷を中心にしていたようです。

灘の生一本「甲陽鶴」 兵庫県西宮市:甲陽醸造 撮影地:奈良県
既に廃業され、銘柄を沢の鶴さんが継承しているとの情報があります。

銘酒白鶴「ハクツル」 神戸市東灘区:白鶴酒造 撮影地:兵庫県
寛保3(1743)年創業。延享4年(1747)からの酒銘「白鶴」は明治18(1885)年に商標登録されました。

灘の生一本「大黒正宗」 神戸市東灘区:安福又四郎商店 撮影地:兵庫県
宝暦元(1751)年創業。阪神大震災以後は大量生産をやめ、手作りの酒を目指している銘柄です。

清酒「富久娘」 神戸市灘区:富久娘酒造 撮影地:兵庫県 ・(別バージョン) 撮影地:静岡県
天和元(1681)年創業。東洋醸造、旭化成の時代を経て、現在はオエノン(合同酒精)さんの傘下。

灘清酒「福徳長」 神戸市灘区:福徳長酒類 撮影地:兵庫県
森永製菓系の会社でしたが、こちらも近年オエノン(合同酒精)さんの傘下に入り、灘の拠点は無くなりました。

銘酒「蛍澤・灘菊」 兵庫県姫路市:灘菊酒造 撮影地:兵庫県 明治43(1910)年創業。

清酒「山陽盃」 兵庫県宍粟市:山陽盃酒造 撮影地:兵庫県
天保8(1837)年創業、宍粟市山崎町の蔵。現在の主力銘柄は「播州一献」。かつては西灘にも蔵を持っていたのか?あるいは山崎の地まで「西灘」と呼んでいたのか?

清酒「ハルシカ」 奈良県奈良市:今西清兵衛商店 撮影地:奈良県
元々は春日大社で酒を造る神官だった今西家のお酒です。酒銘も元は「春日神鹿」だったものが短縮されました。

銘酒「雪園」 奈良県奈良市:安川酒造 撮影地:奈良県

清酒「男魂」 奈良県奈良市:岡村酒造 撮影地:奈良県
フリガナが一瞬「オトコダマシ」に見えました(笑)。そっちのほうがお酒らしくていいのに。

清酒「生長・嬉長」 奈良県生駒市:上田酒造 撮影地:奈良県

高級清酒「信貴」 奈良県北葛城郡王寺町:谷酒造 撮影地:奈良県

清酒「金鼓」 奈良県香芝市:大倉本家 撮影地:奈良県

銘酒「先登」・清酒「星鶴」 奈良県大和高田市:吉田本家 撮影地:奈良県
「先登」の看板に「大和天満」という表示がありますので旧・天満村(現在の大和高田市根成柿あたり)に蔵があったものと推測されます。「吉田本家」と検索すると三重県で山林業を営む老舗が出てきますが、このお酒と何か関連があるのか興味深いです。

銘酒「岸の竹」 奈良県橿原市:岸の竹酒造 撮影地:奈良県

優等酒「センパツ」 奈良県桜井市:稲田酒造 撮影地:奈良県

清酒「談山正宗」 奈良県桜井市:西内酒造場 撮影地:奈良県

清酒「右近橘」 奈良県高市郡明日香村:脇本酒造 撮影地:奈良県
数々の古墳に囲まれた飛鳥の里に、脇本酒造さんの蔵があります。


清酒「金剛力」奈良県の代表清酒 奈良県高市郡高取町:金剛力酒造 撮影地:奈良県
高取町の土佐街道沿いに蔵を構える老舗です。横型看板にある力士が四股を踏むイラストがユニークです。

清酒「鶴の瀧」 和歌山県伊都郡かつらぎ町:帯庄酒造 撮影地:和歌山県
(別バージョン)には「鶴」の文字の代わりに絵を描いてあります。

銘酒「大御所」 所在地不詳:泉南酒造 撮影地:北海道
大阪府南部のお酒だと推測されますが、現在「大御所」は京都伏見の古林酒造さんの銘柄です。

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