醤油系れとろ看板


天下一品「キッコーマン」(千葉県野田市・キッコーマン) 撮影地:埼玉県
キッコーマンさんは醤油のトップメーカーです。大正6(1917)年、千葉県野田市で「野田醤油」として創業。昭和2(1927)年に東京市場、昭和15(1940)年に全国で銘柄をキッコーマンに統一。昭和39(1964)年「キッコーマン醤油」、昭和55(1980)年「キッコーマン」と社名変更しました。
天下一品「キッコーマン」(マークのみバージョン) 撮影地:栃木県
天下一品「キッコーマン」(文字にかこみバージョン) 撮影地:岡山県
天下一品「キッコーマン」(長方形バージョン) 撮影地:京都府
天下一品「キッコーマン醤油」(縦型・赤/紺バージョン) 撮影地:滋賀県
天下一品「キッコーマン醤油」(縦型・白/赤バージョン) 撮影地:奈良県
宮内省御用達「キッコーマン」販賣店 撮影地:広島県(展示品)
「キノエネ醤油」(千葉県野田市・キノエネ醤油) 撮影地:埼玉県
天保元(1830)年創業、千葉県野田市の銘柄です。野田の醤油工場の多くは共同出資でキッコーマンを設立しましたが、キノエネ醤油だけは現在まで独立を通してきました。白醤油は全国の生産量の30%以上を占めています。
味のよくきく「キノエネ醤油」(長方形バージョン) 撮影地:北海道(展示品)

「ヒゲタしょうゆ」(千葉県銚子市・ヒゲタ醤油) 撮影地:千葉県
ヒゲタ醤油さんは千葉県銚子市が地盤です。兵庫県西宮市の醤油造りの流れをくんでいます。意外ですが昭和41(1966)年以来、ヒゲタ醤油の販売はキッコーマンさんへ委託されています。
(長方形バージョン) 撮影地:京都府 ・(縦型バージョン) 撮影地:岩手県
「ヒゲタしょうゆ」(ベンチ広告) 撮影地:千葉県
品質日本一「ヤマサ醤油」販賣店(千葉県銚子市・ヤマサ醤油) 撮影地:千葉県
ヤマサ醤油さんも千葉県銚子市が地盤です。和歌山県有田郡湯浅町の醤油がルーツです。
品質日本一「ヤマサ醤油」販賣店(赤/白反転小型バージョン) 撮影地:岩手県
「ヤマサしょうゆ・ヤマサの風味だし」(ベンチ広告) 撮影地:千葉県
「ヤマサ昆布つゆ・ヤマサさしみしょうゆ」(ベンチ広告) 撮影地:千葉県

品質日本一「ヤマサ醤油」(縦型バージョン) 撮影地:栃木県

江戸時代末期の元治元(1864)年、幕府は醤油の価格引き下げを命じました。しかし、品質が特に優良な7銘柄を『最上醤油』と格付けし値下げを免除しました。『最上醤油』とされたのは野田のキッコーマン、キハク、ジョウジュウ、銚子のヤマサ、ヒゲタ、ヤマジュウ、ジガミサでした。現在もヤマサとヒゲタの商標にはその名残である「上」の文字が残ります。

「ヒガシマル醤油」(兵庫県たつの市・ヒガシマル醤油) 撮影地:滋賀県
龍野「ヒガシマル醤油」縦長バージョン 撮影地:兵庫県
淡口(うすくち)醤油発祥の地、龍野を代表する銘柄です。関西を中心に大きなシェアを持っています。

龍野の名品「オオギイチ醤油」(兵庫県たつの市・末廣醤油) 撮影地:兵庫県
龍野淡口「オオギイチ醤油」縦型バージョン 撮影地:兵庫県
同じく龍野の醸造元です。同社の蔵にこの看板が残っていました。

ホントの淡口「カネイ醤油」三木合名会社(兵庫県たつの市・カネヰ醤油) 撮影地:兵庫県

淡口醤油「日本丸天醤油株式會社」(兵庫県たつの市・日本丸天醤油) 撮影地:滋賀県
寛政7(1795)年創業、うすくち醤油の老舗です。明治40(1907)年には株式会社に改組しました。

最上「ヤマキ醤油」(兵庫県たつの市・井口醤油) 撮影地:兵庫県
こちらも龍野の銘柄ですが、昭和60(1985)年に廃業された模様です。

龍野「ミキモ醤油」(兵庫県たつの市・三木茂醤油) 撮影地:兵庫県(展示品)
龍野にかつてあった三木茂醤油さんの看板。姉妹品に「赤とんぼ もろみ」という製品があったようです。

うすくち「まるほ醤油」(兵庫県たつの市・まるほ醤油) 撮影地:奈良県
たつの市御津町の蔵元。かつては坪田醤油という会社でした。醤油の製造は日本丸天醤油さんに引き継がれたようです。
龍野最上「ヤマイ醤油」(兵庫県たつの市・ヤマイ醤油) 撮影地:兵庫県(展示品)
明治36(1903)年創業、旧・揖保川町の蔵元です。醤油醸造の他に酒類販売も手がけられています。
淡口の元祖「マルヤ醤油」(兵庫県たつの市・マルヤ醤油) 撮影地:兵庫県(展示品)
龍野最古の醤油メーカーで淡口醤油を考案した「円尾醤油」さんが、昭和35(1960)年に他社と合併しマルヤ醤油となりました。

「キッコーニホン」(北海道旭川市・日本醤油工業) 撮影地:北海道
おいしい醤油「キッコーニホン」 撮影地:山形県(展示品)
昭和19(1944)年、政府の指導による企業整備で、日本清酒旭川工場が醤油醸造業に転換し創業。

「ゴードー醤油」(北海道旭川市・合同酒精) 撮影地:北海道(展示品) 合同酒精さんが戦後の一時期発売していた銘柄。

香味第一「マルヨ醤油」 撮影地:北海道(展示品)

醤油「キコーノザキ」(野崎商店) 撮影地:北海道(展示品)

マルノ醤油「むらさき」(札幌市中央区・岩田醸造) 撮影地:北海道
岩田醸造さんは明治25(1892)年、江別市野幌で「丸の岩田商店」として創業。明治33(1900)年に醤油の醸造を開始。現在は醤油は作っておらず「紅一点みそ」が主力商品です。

「トモエ醤油」(札幌市東区・福山醸造) 撮影地:北海道
「トモエ醤油」(字体違い別バージョン) 撮影地:北海道(展示品)
明治24(1891)年創業。札幌市の福山醸造さんの銘柄です。テレビCMもあり北海道ではメジャーな醤油の一つです。

「センザン醤油」(青森県八戸市・泉山醤油) 撮影地:秋田県 八戸市徒士町にあった会社です。

風味豊かな「テング醤油」(岩手県二戸市・天狗山醸造) 撮影地:青森県
「キボシ醤油」(岩手県盛岡市・宮田醤油店)提供:事務屋青龍さん 撮影地:岩手県
明治37(1904)年、呉服商の宮重呉服店さんが副業として醸造業を開始。昭和25(1950)年に宮田醤油店さんとなりました。
味で評判「ササチヨウ醤油」(岩手県花巻市・佐々長醸造) 撮影地:岩手県
・本造り醸造「ササチヨウ醤油」 撮影地:岩手県
・ササチヨウ「よい製品はお得です」 撮影地:岩手県 提供:事務屋青龍さん

「石川醤油」(岩手県盛岡市・石川醤油店) 撮影地:秋田県(展示品)

味が自慢「キッコーナン」(秋田県にかほ市・日南工業) 撮影地:秋田県
「キッコーナン醤油」特約販賣店 撮影地:秋田県(展示品)
昭和23(1948)年創業。「秋田おばこみそ」の名前で首都圏のデパートでの物産展にも出展しています。
うまい醤油「旭」(秋田県大仙市・旭醤油味噌醸造元) 撮影地:秋田県(展示品)

品質本位「キッコーセン醤油」(山形県新庄市・キッコーセン醤油醸造) 撮影地:秋田県(展示品)
大正初期、味噌の醸造元として創業。昭和3(1928)年から醤油の醸造を始めました。現在、新庄市では唯一の醤油メーカーです。

高級醤油「カクイチ醤油」(岸本店) 撮影地:秋田県(展示品) 山形県米沢市の醤油だったとの情報があります。

品質第一「マルモ醤油」(赤) (山形県真室川町・最上醤油) 撮影地:秋田県(展示品)
品質第一「マルモ醤油」(茶) 撮影地:秋田県(展示品)
明治42(1909)年創業。最上醤油さんはサイジョウ醤油ではなくモガミ醤油と読みます。地名に由来した社名です。モガミのモに丸がついて商標「マルモ」となったと推測されます。

「ボウジョウ醤油」(山形県長井市・貿上醤油味噌醸造元) 撮影地:広島県(展示品)
大正7(1918)年創業。変わった屋号ですが、どうやら地名の「坊町」から「坊上」となり、その字を変えて「貿上」となったらしいです。ちょっとわかりにくい。

品質本位 正田醤油の「キッコーショウ」(群馬県館林市・正田醤油) 撮影地:群馬県
美智子皇后の御実家筋にあたります。明治6(1873)年創業。大正6(1917)年会社設立。
最上醤油「キッコーシヨウ」販売店(長方形バージョン) 撮影地:北海道
しばぬましょうゆ「キツコーシヨウ」(茨城県土浦市・柴沼醤油) 撮影地:茨城県
同じ「キッコーショウ」ですが、こちらは土浦の蔵元です。看板もよく似ていますが「正」の字体が違いますね。柴沼醤油さんは元禄元(1688)年創業。江戸時代の土浦は野田、銚子と並び関東の醤油の三大産地とされていたようです。平成15年度の芝沼醤油さんの生産量は全国1509社のうち30位。茨城県では1位です。
「キッコータヅル醤油」(田伏本家) 撮影地:和歌山県 田伏本家さんがどちらの蔵元だったのか、今となってはネット検索してもわかりません。
「キアゲの醤油」(茨城県桜川市・鈴木醸造) 撮影地:茨城県 蔵が連なる真壁町古城にある醸造元です。
味の良い醤油「マンゴク」(茨城県常陸太田市・立川醤油店) 撮影地:茨城県
宝暦年間(1751〜1763)創業、常陸太田の老舗です。
「カギサ醤油」(千葉県富津市・カギサ醤油) 撮影地:千葉県 延亨3(1746)年創業。「インディアンソース」も同社の製品。平成15(2003)年廃業。
「キッコウブ」(埼玉県入間市・繁田醤油) 撮影地:茨城県(展示品)
最近はスーパー銭湯の運営もされている模様。多角経営ですね。
品質第一「コニシ醤油」 撮影地:東京都(展示品)
千葉県君津市のコニシ醤油さんの看板か?
味は日本一「テンヨ醤油」(山梨県甲府市・テンヨ武田) 撮影地:山梨県
明治5(1872)年、近江に残っていた武田家の子孫が甲府に戻り創業。「テンヨ」の商標は大正5(1916)年に登録されました。マークを見ると漢字で書けば「天与」なんですね。山梨県以外では醤油より「ビミサン」のほうが有名かもしれません。
優等醤油「キッコーミノブ」(山梨県身延町・渡辺醤油醸造店) 撮影地:山梨県

一番おいしい「マルタ醤油」特約店 撮影地:北海道(展示品) 新潟のマルタ醤油さんの看板か?

「カンチヨウ醤油」(石川県金沢市・粟長醤油) 撮影地:石川県
明治40(1907)年創業、金沢市大野町の蔵元。社名は「アワチョウ」と読みます。「カン」はタンスなどに付いている金属製の取っ手。「チョウ」は蔵元の家系で代々名前に「長」の字を用いているところから来ています。「取っ手の様に毎日触れて長年愛用していただける醤油」という願いが込められた銘柄です。

「ヤマト醤油」(石川県金沢市・ヤマト醤油味噌) 撮影地:石川県
こちらも金沢市大野町の醸造元です。明治44(1911)年に山本藤松氏が創業。当時の屋号「山藤(やまとう)」から、現在のブランド「ヤマト」になりました。

「友千鳥醤油」(石川県金沢市・紺市醤油) 撮影地:石川県 江戸中期には60軒あった大野の蔵元ですが、現在は半数ほどが残っているようです。

「やままん醤油」「高嶺醤油」(静岡県浜松市・明治屋醤油)
どちらも浜松市(旧・浜北市)にある明治屋醤油さんの銘柄です。醤油の他に「高嶺ソース」も作っています。
「西駒屋味噌溜」愛知・二川(愛知県豊橋市・西駒屋) 撮影地:愛知県
味噌溜というのは味噌の醸造過程で分離し溜まる液体です。醤油のように使われ「たまりしょうゆ」とも呼ばれます。愛知県が主産地で、この看板の店は豊橋市の東海道二川宿にあります。二川には西駒屋・本駒屋・東駒屋という三つの老舗がありました。
「イチビキミソタマリ」(名古屋市熱田区・イチビキ) 撮影地:広島県(展示品)
イチビキさんは安永元(1772)年に東海道御油宿(愛知県豊川市)で創業。東海地方では非常にメジャーな味噌・醤油メーカーに発展しています。
「キッコートミ醤油」(愛知県半田市・キッコウトミ) 撮影地:岐阜県
「トミーの醤油」(愛知県半田市・キッコウトミ) 撮影地:愛知県 「トミー坊や」がかわいい一枚
最上醤油「マンサン」(愛知県半田市・萬三商店) 撮影地:石川県(展示品)
半田市の旧家・小栗家が造っていた銘柄です。旧事務所は国の登録有形文化財となっています。
(縦型バージョン) 撮影地:滋賀県
「味噌溜リ」(三重県四日市市・紀の國屋本家清水三右衛門醸造場) 撮影地:広島県(展示品)
これだけいろいろ情報が看板に書いてあるのに、全く検索にヒットしない幻の醸造場です。

「キユーボシ醤油」(三重県津市・下津醤油) 撮影地:三重県
安政3(1856)年創業。津市一身田町の老舗です。三重県では根強いファンに支えられている銘柄。

「ヤマトイチ醤油」(奈良県大和郡山市・喜多醤油) 撮影地:奈良県
昭和5(1930)年創業。名前にちなんだ凄い図案のマークですが、今も変わらず使われているのも凄いです。

醤油「ヤマトニシキ」(奈良県斑鳩町・ニシキ醤油) 撮影地:奈良県
明治33(1900)年創業。「ヤマトニシキ」はギフトや家庭向き、「ニシキ醤油」は大口顧客や卸売向きの銘柄です。

香味第一「ヤママタ醤油」(大阪府堺市・河又醤油) 撮影地:北海道(展示品)
寛政12(1800)年創業、大阪府堺市の銘柄です。堺は江戸初期から中期にかけて全国屈指の醤油産地でした。元禄17(1704)年には198軒もの醤油屋があったそうですが、その後衰退しました。河又醤油は昭和45(1970)年に貝塚の「イヅミイチ」と企業合同し「大醤」(大阪醤油の意)を設立。醤油醸造は同社に引き継がれています。
「イヅミイチ醤油」(大阪府貝塚市・イヅミイチ) 撮影地:滋賀県
「大醤」さんのもう一方のルーツ、貝塚の「イヅミイチ醤油」の看板です。

「ニシコ醤油」 撮影地:和歌山県 和歌山市の和歌の浦に醸造元がある模様です。

「カネマサ醤油」(和歌山県橋本市・稲竹商店) 撮影地:和歌山県
大正13(1924)年創業。近年は味噌・醤油の他に、南高梅の加工食品に力を入れています。

おしょうゆは「マルキン」(香川県小豆島町・盛田) 撮影地:岡山県
丸金醤油は明治40(1907)年、小豆島の醤油業者が合同で設立しました。全国的にも著名なブランドに発展。平成12(2000)年、灘の清酒・食品メーカー「忠勇」と合併し「マルキン忠勇」となりました。平成25(2013)年、盛田さんに吸収合併。

「シマイチ醤油」 撮影地:愛知県(展示品) 昭和37(1962)年に丸金醤油と合併した島一醤油さんの看板だと思われます。

「カワノ醤油」(香川県小豆島町・川野醤油) 撮影地:広島県(展示品)
こちらも昭和37(1962)年に丸金醤油と合併した川野醤油さんの看板だと考えられます。
芳香美味「マルオ醤油」(香川県琴平町・丸尾醸造所) 撮影地:広島県(展示品)
こんぴらさんの街で代々受け継がれた老舗です。讃岐うどんによく使われ、香川県ではスーパーなどで簡単に購入できる銘柄のようです。
「イチミツボシ醤油」(徳島県石井町・盛田) 撮影地:徳島県
阿波の藍商だった加賀屋が、明治26(1893)年に醤油醸造を開始したものです。イチミツボシの商標は加賀屋醤油の顧客だった毛利家の家紋に由来します。平成25(2013)年、盛田さんに吸収合併。
「とら醤油」(岡山県倉敷市・とら醤油) 提供:高松洋一郎さん 撮影地:岡山県
倉敷市のとら醤油さんは万延元(1860)年創業。大正7(1918)年以来「とら」のブランドです。平成11(1999)年には阪神球団と契約し「タイガースしょうゆ」を発売しました。
「とら醤油」(戦前バージョン) 提供:高松洋一郎さん 撮影地:広島県
「呉センキン醤油」(広島県呉市・金川醤油製造所) 撮影地:広島県(展示品)
ネット上の情報は少ないのですが、呉にかつて存在した銘柄のようです。それも近年まで存在していたと考えられます。
吟醸「フジマルダイ醤油」(広島県安芸高田市・大前醤油本店) 撮影地:広島県
「マルセン醤油」(山口県平生町?・林屋) 撮影地:広島県(展示品)
「ニビシしょうゆ」(福岡県古賀市・ニビシ醤油) 撮影地:熊本県
大正8(1919)年創業、福岡の醤油メーカーさんです。JR鹿児島本線古賀駅の東に大きな工場があります。
「マルナガ醤油」(福岡県大牟田市・マルナガ醤油) 撮影地:福岡県
調味王者「ヤマシン醤油」 撮影地:福岡県(展示品)
愛知県に白醤油のメーカー・ヤマシンさんがありますが、地域が離れているのと、マークがちょっと違うのでおそらく同名の他社と考えられます。
みんながほめる・・・「ヒグチ醤油」(福岡県三井郡大刀洗町・樋口食品工業) 撮影地:福岡県
天下無双「フジジン醤油」(大分県臼杵市・富士甚醤油) 撮影地:大分県(展示品)
明治16(1883)年創業。大分県の味噌・醤油メーカーさんです。
「カニ印醤油」(大分県臼杵市・カニ醤油) 撮影地:大分県
慶長5(1600)年創業。臼杵の老舗です。店の屋号は「鑰屋(かぎや)」。社名は可兒醤油で「カニ」というブランドは社名(店主の苗字)に由来します。
「カニ印醤油」 撮影地:大分県
関が原の合戦の頃、美濃の郡上八幡から臼杵に移封された稲葉貞通の家臣が、当地で商人となって以来、400年を超える歴史を持ちます。
伝統三百六十年・うすき味噌「カニ印醤油」 撮影地:大分県
こちらは「カニ印醤油」の大型看板です。今は店内の壁に立てかけられています。
「早川しょうゆ」(宮崎県都城市・早川しょうゆみそ) 撮影地:宮崎県
明治18(1885)年創業。都城市の味噌・醤油メーカーさんです。琺瑯看板不毛地帯の宮崎県で、やっとの思いで探した一枚です。
県優良醤油「折鶴しょうゆ」 撮影地:鹿児島県
鹿児島県の醤油なのは間違いないのですが、醸造元がはっきりしません。
「キッコー獅子醤油」特約店 撮影地:北海道(展示品) 蔵元不詳
「元禄醤油」 撮影地:滋賀県 蔵元不詳
「マルシンしょうゆ」 撮影地:広島県(展示品) 蔵元不詳
蔵元不詳ですが、中国地方には昭和55(1980)年まで「マルシン醤油」という会社があったようなので、あるいは関係があるかもしれません。
最上醤油「ヤマ正」 撮影地:広島県(展示品) 蔵元不詳
品質第一「ヤマサン醤油」 (田川・三浦徳右衛門) 撮影地:広島県(展示品)
田川という地名は全国に複数あり、どこを指すのかわかりません。

醤油・味噌兼業の看板は便宜上「味噌系れとろ看板」に分類しています。「味噌系れとろ看板」もぜひご覧ください。


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