その他のれとろ看板


「日通便」 提供:星野信夫さん 撮影地:石川県 日本通運さんのページへ
日通さんの歴史は明治5(1872)年、飛脚業者を統合して「陸運元会社」を設立したところまで遡ります。 昭和12(1937)年、国の方針従って全国のほとんどの小運送会社が一本化され「日本通運」設立。昭和52(1977)年には「ペリカン便」(当初は「ペリカンBOX簡単便」)を開始されていますので、この「日通便」の看板は昭和52(1977)年以前のものと推測できます。
FUJI FILM「フジカラー」富士フイルム 撮影地:埼玉県 富士フイルムさんのページへ
富士フイルムさんは昭和9(1934)年創業。フイルムのトップメーカーです。
「フジカラー」ベンチ広告 撮影地:徳島県
「前橋けいりん」 撮影地:群馬県 前橋競輪さんのページへ
なかなか珍しい公営競技の琺瑯看板です。おそらく下半分のスペースには開催日の案内が取り付けられるものと思われます。
「伊豆へ」 撮影地:滋賀県米原市(非現存) 伊豆の温泉へと誘う観光地看板です。東海道本線沿線で撮影しました。
お買物は「三田名店デパート」三田市駅前 撮影地:兵庫県
この店はいつ頃まであったのでしょうか?JR宝塚線(福知山線)の三田駅前は再開発が進み、平成17(2005)年には阪急百貨店も入居するキッピーモールがオープンしました。
お買い物は「福屋」 撮影地:広島県 福屋さんのページへ
昭和4(1929)年開業、広島の老舗百貨店です。八丁堀に本店があり、広島駅前、五日市、尾道にも支店を構えています。
「都城大丸デパート」 撮影地:宮崎県
昭和31(1956)年開業、宮崎県都城市にあったデパートです。地元資本の大浦株式会社が経営し、大手百貨店の「大丸」とは無関係でした。平成23(2011)年、残念ながら経営破綻しました。
「深谷ミナミボウル」深谷市役所前 撮影地:埼玉県 ミナミボウルさんのページへ
昭和42(1967)年頃にオープンしたという「深谷ミナミボウル」。今は閉鎖され跡地は住宅になっているようです。
美容と健康の泉!バクレス式「オゾン浴泉」衛生浴場 撮影地:群馬県
バクレス式オゾン浴泉とは?おそらく人工温泉的なものだと思われますが、この看板を掲げる銭湯は群馬県館林市、東京都足立区、神奈川県藤沢市にあるという情報です。
ヨリ美しく!ヨリ健康に!オゾン入浴「オゾンヘルス温泉」 撮影地:大分県(展示品)
いつでもゲンキなヘルス坊やが描かれた印象的な看板です。おそらく銭湯に貼られていたのでしょう。社名のタイホー化学を検索してみましたが、オゾンヘルス温泉にはたどり着きませんでした。詳細不明です。
桃山時代の藝術的香り・緑の線香「君が代」東京銀座・孔官堂 撮影地:愛知県(展示品) 日本香堂さんのページへ
「東京銀座」とありますので、昭和17(1942)年に設立された東京孔官堂さんの看板だと考えられます。同社は大阪の孔官堂さんの出張所が独立して設立されました。しかし昭和40(1965)年頃に両社の関係が解消され、昭和41(1966)年に日本香堂と社名を変更した経緯があります。
日本一の良い線香「毎日香」東京銀座・孔官堂 撮影地:青森県(展示品)
東京孔官堂(現・日本香堂)さんの主力ブランドがこの「毎日香」です。今もテレビコマーシャルが多く流され、線香の代名詞とも言えます。
線香「蘭月」東京銀座・孔官堂 撮影地:埼玉県
こちらも東京孔官堂さんの看板ですが、現在「蘭月」は大阪の孔官堂さんが発売している銘柄です。
カメヤマ「亀山ローソク」 撮影地:秋田県(展示品)
昭和2(1927)年創業、三重県亀山市が地盤のろうそくメーカーさんです。以前は売上の大半がアートキャンドルの輸出で占められており、海外での評価が非常に高かったようです。
カメヤマさんのページへ
夏でも曲がらぬ「アカダマ錨」白函・特約店 撮影地:山形県(展示品)
名古屋のアカダマ錨ローソク赤玉錨薫香舗さんの製品と考えられます。 赤玉錨薫香舗さんのページへ
手近かにある燃料で、手軽るに使える!「イソライトかまど」 撮影地:秋田県
登録店「イソライトかまど」販売所 撮影地:鳥取県 イソライト建材さんのページへ
昭和2(1927)年創業、大阪のイソライト工業さんが販売していた珪藻土を使ったかまどです。現在はグループ会社・イソライト建材さんが扱っています。
「マホーかまど」 撮影地:京都府 マホー工業さんのページへ
能登の珪藻土を原料に七輪やかまどを製造し、全国に販売されていたマホー工業さん。現在は地元七尾で給湯器やエアコンのメンテナンスを展開しています。
「カミシマ石油コンロ」特約店 撮影地:鳥取県
灯油を燃料とするコンロで、LPガスの普及が始まる昭和30年代まで一定の需要があったようです。別売りのオプションを装着するとストーブとしても使えました。
大釜 平釜 銅子 鍋「長州風呂釜」家庭用鋳物特約店 撮影地:鳥取県 大和重工さんのページへ
丸廣印の大和重工さんは天保2(1831)年、広島で創業した鋳物メーカーさんです。「長州風呂釜」とはいわゆる五右衛門風呂のことで、中でも風呂釜全てが金属の鋳物でできているものを指す品名でした。
「福助印長州風呂釜」特約販賣店 撮影地:静岡県(展示品)
「長州風呂釜」はもともと広島の職人が生み出した品物のようですが、明治の中頃でもまだ「芸州」は旧幕府派だということで特に近畿地方での評判が悪かったそうで、代わりに勤王の「長州」を名乗って販売されたとの説があります。
「福助印」のメーカーさんについては不詳。
「讀賣旅行会」代理店 撮影地:群馬県 読売旅行さんのページへ
地方の新聞店の建物に、多くの新聞看板に混じって張られていた看板です。読売旅行会さんは昭和37(1962)年設立。読売新聞社100%出資の旅行会社です。この新聞屋さんでもツアーの取次をしていたのでしょう。昭和45(1970)年に「読売旅行」と社名変更しています。
命あずかる運転「苫小牧中野自動車学校」連絡所 撮影地:北海道
「命あずかる運転」とは少々大げさな気もしますが、その通りですね。このキャッチフレーズは今も校舎に大書されているようです。
中野自動車学校さんのページへ
「K.F.C.猟銃」 撮影地:鳥取県 川口屋さんのページへ
K.F.C.とはかつて川口屋林銃砲火薬店さんが展開していた散弾銃・銃砲用品のブランドです。昭和の終わりに同分野から撤退されました。
駐車禁止「トーハツ消防ポンプ」拠村ポンプ工作所 撮影地:山梨県 トーハツさんのページへ
旧街道沿いの消防分団の小屋に貼られていた駐車禁止の看板です。消防ポンプを納入した販売店さんがスポンサーとなって貼られたのでしょう。

「れとろ看板写真館」本館に戻る 2021年12月5日(「イソライトかまど」「オゾンヘルス温泉」「マホーかまど」「カミシマ石油コンロ」「長州風呂釜」「福助印長州風呂釜」「K.F.C.猟銃」「トーハツ消防ポンプ」追加、1画像更新、画像サイズ変更、4画像削除)